肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)について
肩関節周囲炎とは
肩関節周囲炎は、一般的に「四十肩」「五十肩」と呼ばれ、医学的には肩関節を取り囲む組織(関節包、滑液包、腱など)に炎症が起こる疾患です。40代から60代に多く発症しますが、実際には20代でも発症することがあります。
主な原因
- 加齢による組織の変性
- 関節を構成する骨、軟骨、靭帯、腱などが老化することで炎症が起こる
- 肩関節の動きを良くする袋(肩峰下滑液包)や関節包の炎症
- 姿勢の問題
- 猫背姿勢により肩甲骨の位置が悪くなる
- 肩が内巻きになり、肩の動きに制限がかかる
- 筋肉が硬くなり、五十肩のリスクが高まる
- 使いすぎ・外傷
- 肩を繰り返し使う仕事やスポーツ
- 重量物を運ぶ動作
- テニスのサーブやバレーボールのアタック動作
- その他の要因
- 血行不良
- ホルモンバランスの変化
- 糖尿病などの基礎疾患

病期による症状の変化
急性期(発症~約2週間)
- 激しい痛み(安静時痛、夜間痛)
- 肩の可動域制限の開始
- 炎症反応が強い状態
慢性期(約2週間~6か月)
- 痛みは軽減するが可動域制限が顕著
- 関節拘縮の進行
- 日常生活動作の制限
回復期(6か月~1年)
- 痛みは軽微
- 徐々に可動域が回復
- 機能改善期
急性期の治療
- 安静・固定
- 痛みが強い時期は無理に動かさない
- 適切な固定で炎症の悪化を防ぐ
- 物理療法
- アイシング(冷却療法)
- 電気治療(干渉波、低周波)による痛み緩和
- 超音波治療による深部組織への温熱効果
- 手技療法
- 痛みのない範囲での軽い関節モビライゼーション
- 周辺筋肉の緊張緩和
慢性期・回復期の治療
- 全身骨格矯正(運動療法)
- 肩甲骨の可動域改善エクササイズ
- 段階的な関節可動域訓練
- インナーマッスル(回旋筋腱板)の強化
- 痛みのない範囲での自動運動・他動運動
- 手技療法
- 肩甲骨周囲筋の調整
- 関節包の伸張性改善
- 筋膜リリース
- 骨格矯正(猫背矯正を含む)
- 物理療法
- 温熱療法(ホットパック、超音波)
- 電気治療(ハイボルト療法など)
- 光線療法
- 鍼灸治療
- 筋肉の緊張緩和
- 血行促進
- 痛みの軽減
- 自律神経の調整
※竹ノ塚西口駅前接骨院にて鍼治療を行っております。
- テーピング療法
- 肩関節の安定化
- 筋肉の補強
- 正しい動作パターンの学習支援
整骨院治療の特徴とメリット
個別対応
- 患者一人ひとりの症状や生活習慣に合わせたオーダーメイド治療
- 詳細な問診と触診による状態把握
総合的アプローチ
- 肩関節だけでなく、姿勢や全身のバランスを考慮
- 根本原因への対処
リハビリテーションの充実
- 専門的な運動指導
- 自宅でできるセルフケア指導
- 日常生活動作の改善アドバイス
アクセスの良さ
- 平日夜間や土日の営業
- 予約制による待ち時間短縮
- 地域密着型のサービス

治療効果を高めるポイント
- 早期治療の開始
放置すると症状が長期化し、回復に数年を要することもある - 病期に応じた対応
急性期は安静、慢性期は積極的な運動療法 - 継続的な治療
症状改善まで焦らずに継続することが重要 - 生活習慣の改善
姿勢の見直し、適度な運動の継続
肩関節周囲炎は、加齢や姿勢不良、使いすぎなど複合的な要因で発症する疾患です。整骨院では、病期に応じた適切な治療法を組み合わせ、手技療法、物理療法、全身骨格矯正(運動療法)、鍼灸治療など多角的なアプローチで症状の改善を図ります。
早期の適切な治療により、痛みの軽減と可動域の改善が期待でき、日常生活の質の向上につながります。症状でお悩みの方は、専門的な知識と技術を持つ私達 五反野南口接骨院での治療を是非一度受けにご来院下さい!