変形性膝関節症について

♦主な発生のメカニズム


変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)は、膝関節に起こる代表的な慢性疾患で、中高年の方に多く見られます。膝の関節は太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)、そして軟骨や半月板で構成されています。本来、関節の表面を覆う軟骨はクッションの役割を果たし、スムーズな動きを助けています。しかし、長年の使用や加齢によって軟骨がすり減ると、骨同士が直接ぶつかるようになり、炎症や痛み、さらには関節の変形を引き起こします🙆

変形性膝関節症の発症には、いくつかの要因が関わります。

運動や仕事による負担:長時間の立ち仕事や重労働、激しいスポーツなどで膝を酷使すると、軟骨が早く摩耗する。

肥満:体重が増えると膝にかかる負担も増大。歩行時には体重の約3倍の力が膝にかかるため、肥満は大きなリスク。

けがの後遺症:半月板損傷や靭帯損傷を経験した人は発症リスクが高まる。

遺伝的要因:体質や骨格の影響で起こりやすい人もいる。

加齢:年齢とともに軟骨が劣化し、再生力も低下する。

症状の進行

症状は段階的に進行していきます。

初期:立ち上がりや歩き始めに痛みが出るが、休めば治まる。膝がこわばる感じがある。

中期:正座や階段の昇降がつらくなる。膝の腫れや熱感が出ることも多い。運動後に強い痛みを感じる。

進行期:膝がO脚に変形し、安静にしていても痛む。歩行が難しくなり、日常生活に大きな支障をきたす。

治療方法

治療は病期や症状に応じて選択されます。

  1. 保存療法(手術以外の方法)

運動療法:太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)を鍛えると膝が安定。ウォーキングや水中運動が推奨される。

体重管理:体重を減らすだけで膝への負担は大きく減る。

予防と日常生活の工夫

進行を防ぐには生活習慣の見直しが重要です。

✅️適度な運動:膝にやさしい運動(ウォーキング、水泳、自転車など)を継続する。

✅️筋力トレーニング:特に大腿四頭筋を鍛えることが効果的。

✅️正しい生活習慣:正座や深いしゃがみ込みを避ける。段差の少ない生活環境を整える。

✅️体重コントロール:膝にかかる負担を減らす最大のポイント。

まとめ

変形性膝関節症は、多くの人が加齢とともに経験する病気ですが、早期に対応することで進行を遅らせ、症状を和らげることが可能です。治療は生活習慣の改善から、健康で快適な生活を続けるために大切です✋️
膝に違和感を感じている方は当院にご相談ください!



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住 所 〒120-0015
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定休日 日曜日

記事監修者

院長 市川 大起

スポーツ経験と数々の怪我を乗り越えた“実体験からの施術”が信条。高校〜大学までハンドボールに打ち込み、腰椎分離症・膝靱帯損傷・交通事故など、数多くの怪我と向き合ってきた経験を持つ。「やりたいことができない日々」の苦しさを知っているからこそ、痛みに悩む患者様の気持ちに深く共感できる。

接骨院の先生方に支えてもらった経験が、この業界に進む原点となり、今では“自分が誰かを支える番”という思いで、日々施術と真摯に向き合っている。