ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)とは?
ドケルバン病とは、手首の親指側に起こる腱鞘炎の一種です。
親指を動かすときに使う短母指伸筋腱(EPB)と長母指外転筋腱(APL)が通る腱鞘(トンネル状の組織)で、炎症や腫れが起きることで、痛みや動かしづらさが生じます。
主な症状
✅親指の付け根(手首の親指側)の痛み
✅親指を動かすと痛みが強くなる
✅物をつかむ・持つときに痛む
✅手首に腫れや熱感を感じる
✅症状が進行すると、安静時でも痛むことがある
■悪化しやすい日常動作
✅赤ちゃんの抱っこ
✅重い荷物の持ち運び
✅スマホの長時間使用
✅手作業(料理、裁縫など)
原因
ドケルバン病の原因は明確ではないこともありますが、以下の要因が関与するとされています
繰り返しの手首・親指の動き
→ 筋肉や腱に負担がかかり炎症を起こしやすくなります。
ホルモンの変化
→ 出産後や更年期の女性に多く、エストロゲンの変動が関係している可能性があります。
手の使いすぎ
→ 家事・育児・スマートフォン・パソコン作業など。
個人の体質や解剖学的特徴
→ 腱が太い、腱鞘が狭い人はなりやすい傾向があります。
好発年齢と性別
✅30〜50代の女性に多い
✅特に産後の女性(抱っこや授乳による負担)
✅男性でもスポーツや職業で手を酷使する人に発症することがあります
診断方法
診断には以下の方法が使われます。
- 問診と視診
痛みの部位や、日常の使い方を確認。
- フィンケルシュタインテスト
親指を握りこみ、手首を小指側に倒す検査。
この動作で強い痛みが出る。
治療法
ドケルバン病は多くの場合、保存療法(手術以外の治療)で改善します。
- 安静・固定
サポーターや装具で手首・親指を固定
負担をかけないよう生活習慣を見直す
軟膏や貼り薬も使用されることがあります
2.物理療法(リハビリ)
温熱療法、ストレッチ、など
専門家の指導のもとで実施
・日常生活での予防・再発防止
手首や親指の使いすぎを避ける
→ 長時間の同じ動作は定期的に休憩を
正しい抱っこ方法を身につける(育児中の場合)
→ 手首を曲げすぎない姿勢が大切
ストレッチ・体操で柔軟性を保つ
→ 予防や再発防止に効果的
手首のサポーター活用
→ 過度な負荷をかけずに作業可能
まとめ
ドケルバン病は、親指と手首の使いすぎによって起こる腱鞘炎の一種です。
特に育児中の女性や、手作業の多い人に起こりやすい病気ですが、早期に適切な対応をすることで改善が見込めます。
放置すると慢性化し、手を使うたびに痛みが続くこともあります。症状がある場合は、そのままにせずに当院にご相談ください!
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